消化器疾患|月・木は夜9時まで診察|文京区・春日駅徒歩1分

〒113-0033 東京都文京区本郷4-20-12
03-3814-1155

混雑時は出られないことがありますので、
しばらく経ってからおかけ直しください

消化器疾患

消化器疾患|月・木は夜9時まで診察|文京区・春日駅徒歩1分

消化器疾患

当院では、以下の症状・疾患の診察を行っております。

  • 食欲がない
  • お腹が痛い
  • 下痢
  • 便秘
  • 便に血が混ざる
  • 皮膚が黄色い

当院で診療を行う主な消化器疾患

  • 急性胃腸炎
  • 肝機能異常など

※ 当院では内視鏡検査の取り扱いは御座いません。

検診で「肝機能障害」を指摘されたら

 「肝機能障害(AST、ALT、γ-GTPの異常など)」は、健康診断や人間ドックなどで指摘される頻度の高い項目ですが、患者さんご自身には症状がないことがほとんどです。肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、病気がかなり悪化して「肝硬変」や「肝細胞癌」といった末期的な状態になるまで自覚症状が出ません。そうなってしまう前に、まずはご自身の検査異常の原因をしっかりと調べて、適切な対応をとることが大切です。

肝機能の数値が上がる主な原因

 肝機能障害を引き起こす主な原因は以下の通りです。

 脂肪肝(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患): 食べ過ぎや運動不足、肥満等により肝臓に脂肪が蓄積した状態です。近年最も増えており、メタボリックシンドロームとも密接に関わっています。

 アルコール: 長期にわたる過度な飲酒によって、肝臓に負担がかかっている状態です。1日あたり男性で30グラム以上、女性で20グラム以上のアルコール摂取がある場合に疑われます。

 ウイルス性肝炎: B型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスの感染によるものです。最近では画期的な抗ウイルス薬の出現や、B型肝炎ワクチン接種等の取り組みにより、減少傾向にあります。

 薬・サプリメント: 処方薬のみならず、健康食品などが肝臓の負担になっていることもあります。

 その他: 自己免疫性疾患による肝炎や、胆のう・胆管・膵臓の病気などが隠れていることもあります。

肝機能の数値の見方

 血液検査の項目(酵素)にはそれぞれ特徴があり、どの数値が上がっているかを見ることで、肝臓や胆のうにどのようなトラブルが起きているのかをある程度推測することができます。主な項目についての簡単な解説を以下に示します。病状による違いや個人差などもありますので、あくまで参考にとどめてください。

 AST(GOT): 主に肝臓や筋肉の細胞に含まれる酵素です。アルコールによる肝臓へのダメージが強い場合や、肝臓が硬くなる「肝硬変」まで進行していると、ALTよりもASTの方が高くなりやすい(AST>ALT)という特徴があります。

 ALT(GPT): ASTと同じく肝臓の細胞が壊れると上がります。この数値がASTよりも高い場合(AST<ALT)は、脂肪肝やウイルス性肝炎などによって肝臓の細胞がダメージを負っていることを疑います。

 γ-GTP(ガンマGTP): 主に肝臓や胆道の細胞内に存在する酵素であり、アルコール性肝障害で上昇する頻度が高い検査値です。ただし、お酒を全く飲まない方の「脂肪肝」でも高くなることがあります。

 ビリルビン: 古くなった赤血球が分解されてできる「黄色い色素」です。通常は肝臓で処理・分解されて排出されますが、肝臓の働きが著しく低下したり、胆管が詰まったりすると血液中にあふれ出してしまいます。この数値が高くなると、白目や皮膚が黄色くなったり、尿の色が濃くなったりする「黄疸(おうだん)」という症状が現れます。

※ 体質性黄疸について

 ASTやALTなど他の数値は全く正常なのに、「ビリルビンだけが少し高い」と指摘された場合、病気ではなく「生まれつきビリルビンを処理するのが遅い体質(ジルベール症候群など)」であることが多いです。これは肝臓が悪いわけではなく、治療の必要もない良性の体質ですので、過度な心配はいりません。

当院での検査の流れ

 まずは体への負担が少ない検査から始め、原因を絞り込んでいきます。

 詳細な血液検査: 基本項目に加え、肝炎ウイルスの有無や、より詳細な肝臓の働きを調べます。

 腹部超音波(エコー)検査: お腹にゼリーを塗って超音波で肝臓を観察する、痛みや被曝のない安全な検査です。脂肪肝・肝硬変の程度、胆石や胆嚢ポリープの有無、腫瘍の有無などを直接確認します。人間ドックで実施済みの場合は割愛することもあります。

さらに詳しい精密検査が必要な場合

 採血やエコー検査などでさらに詳しい確認が必要と判断された場合は、以下の検査をご案内することがあります(必要に応じて、速やかに連携する専門病院や総合病院へご紹介いたします)。

 造影CT・MRI検査: 造影剤という薬を点滴しながら肝臓を撮影し、肝臓の形態や構造、腫瘍の性質(悪性かどうかなど)、血液の流れを詳細に調べます。

 肝生検: 血液検査や画像検査では原因がはっきりしない場合や、病気の進行度を正確に診断するために行います。細い針を肝臓に刺して組織のごく一部を採取し、顕微鏡で直接観察する「確定診断」のための検査です(通常、数日間の短い入院が必要になります)。

治療方法

 原因に合わせて、最適なアプローチを行います。

 生活習慣の改善(脂肪肝の場合): 最も重要な治療です。食事の見直しと適度な運動、および減量等の取り組みにより、速やかな改善が得られます。

 禁酒・節酒(アルコール性の場合): 肝臓を休ませるために、アルコールの摂取量を減らす、あるいは一定期間ストップします。アルコール依存症が問題となっている場合は、適切な医療機関にご紹介します。

 薬の変更・中止: 原因となっている薬やサプリメントがあれば、変更や中止を検討します。

 抗ウイルス薬: B型・C型肝炎ウイルスが原因であれば、現在は飲み薬などでウイルスのコントロールや排除が可能です。専門的な治療ですので、適切な医療機関をご紹介します。

放置は禁物です!

「ただの軽い脂肪肝だから」、「お酒の飲み過ぎと分かっているから」と放置してしまうのは危険です。肝臓の炎症が長期間続くと、肝臓が硬くなる「肝硬変」へと進行し、最終的には「肝細胞癌」を発症するリスクが高まります。また、脂肪肝は全身の動脈硬化を早め、将来的な心筋梗塞や脳卒中などのリスクを上昇させることも分かっています。異常を指摘されたら、まずは一度ご相談ください。