発熱外来|本郷真砂ハートクリニック|文京区・春日駅徒歩1分

〒113-0033 東京都文京区本郷4-20-12
03-3814-1155

発熱外来

Outpatient Fever Clinic

発熱外来|本郷真砂ハートクリニック|文京区・春日駅徒歩1分

発熱外来(COVID-19の診療)

 当院では発熱外来を実施しており、発熱、せき、咽頭痛などの症状でお困りの患者様の診察や、新型コロナウイルスの抗原検査やPCR検査などを行っております。発熱外来の受診にあたっては、一般の患者様と動線が重ならないよう、診察時間を指定させて頂いておりますので、必ず来院前にお電話でご連絡頂きますようお願い申し上げます(web予約はお控え下さい)。かかりつけ患者様以外の方も受診可能です。小児の受診はご相談ください。

PCR検査機関への検体提出の都合や、当院の混雑状況によっては、翌日以降の受診をご案内する場合が御座いますので、予めご承知おき下さい。また、事前のご連絡なく直接来院された場合には、一旦ご帰宅頂き、改めて当院が指定した時刻にご来院頂く対応を取らせて頂きますので、何卒ご了承下さい。

保険診療の枠組みで実施する新型コロナウイルス抗原検査、およびPCR検査については、自己負担相当額が免除されます(検査費用の全額を国が公費負担します)。ただし、それ以外の診察費用(初・再診料、処方料等)については、自己負担割合に応じたお支払いが発生します。

当院で実施可能なCOVID-19の検査

迅速抗原定性検査

検査後、約30分程度で結果をお伝えすることができます。結果は電話でご連絡致します。

インフルエンザの検査を同時に実施することができます。

検体に鼻咽頭ぬぐい液を用います。検体採取時にツーンとする痛みを伴ったり、少量の鼻出血を生じることがあります。

PCR検査と比較して、精度がやや劣ります(偽陰性を生じる可能性があります)。

抗原検査は、いわゆる陰性確認の目的には適しません。

PCR検査

精度が高く、抗原検査と比較して信頼性に勝ります。

検査結果が出るまでに1~2営業日かかります。結果は電話でご連絡致します。

検体採取法として、鼻咽頭拭い、鼻腔拭い、唾液に対応しております。

鼻咽頭拭いは、鼻の奥まで入れて綿棒を検体を採取します。検査精度の面で最も信頼性が高い方法ですが、比較的強い痛みを伴います。

鼻腔拭いは、鼻の入り口から2cm程度まで綿棒を入れて、検体を採取します。方法は簡単で、ほとんど痛みはなく、患者さん自身に検体を採取して頂くことが出来ます。反面、検査精度は鼻咽頭拭いよりやや劣るとする報告があります。

唾液は鼻咽頭拭いに匹敵する精度を有し、かつ採取に伴う痛みもありません。ただし、ご高齢の方や脱水状態の方では検体採取が困難な場合があります。

当院のPCR検査の検体は唾液を基本とし、患者様のご年齢や状態を踏まえてその他の検査を選択しています。

パキロビッド®パックについて

paxlovid

 パキロビッド®パックは、米国ファイザー社が開発した、国内2例目となるCOVID-19の経口治療薬です。パキロビッド®パックは新型コロナウイルスに感染した方の体の細胞内でウイルスが増殖する際、ウイルスの材料となるタンパク質の合成を妨げることにより、抗ウイルス作用を発揮します。臨床試験では、発症後3日以内にパキロビッド®パックを投与した場合、入院又は死亡に至るリスクを89%減少できることが報告されています(入院又は死亡に至るリスク:プラセボ群 7.0%に対し、パキロビッド®パック投与群 0.8%)。当院は、パキロビッド®パックの院内処方を行っております。
この薬は、COVID-19の蔓延という緊急性の高い状況において、通常よりも簡素化された手続きによって特例承認されたものです。そのため、有効性や安全性に関する情報は限られており、投与の適格性について厳密な判断が必要となります。具体的には、下記の諸条件に全て当てはまる患者様に対して、投与を考慮します。すべてのCOVID-19患者様が投与対象となるわけではないことに御留意下さい。

PCR検査または抗原検査等でCOVID-19と診断されていること

12歳以上であること

投与開始時点で軽症または中等症I(酸素投与が不要)であること

重症化リスクが高いこと(60歳以上、BMI 25超の肥満、喫煙者、慢性肺疾患、高血圧、心血管疾患、糖尿病、慢性腎臓病、活動性のがん等)

本剤に対する過敏性の既往がないこと

併用禁忌薬を使用していないこと

重度の腎機能障害(eGFR 30 mL/min未満)がないこと

投与にあたり患者様の同意があること

パキロビッド®パックは、併用注意・禁忌となる薬剤(飲み合わせが悪い薬)が数多くあるほか、腎機能により投与量の調整が必要となるなど、処方・調剤時に細心の注意が必要な薬剤です。そのため、当院でのパキロビッド®パックの処方は原則としてかかりつけ患者様に限定させて頂きます。

ラゲブリオ®(モルヌピラビル)について

ラゲブリオ

 ラゲブリオ®(モルヌピラビル)は、2021年12月24日に承認された、COVID-19に対する国内初の経口治療薬です。ラゲブリオ®は新型コロナウイルスに感染した方の体の細胞内でウイルスが増殖する際、その遺伝情報(RNA)の複製を妨げることにより、抗ウイルス作用を発揮します。臨床試験では、この薬を内服することで入院又は死亡に至るリスクを30%減らせることが報告されています(入院又は死亡に至るリスク:プラセボ群 9.7%に対し、モルヌピラビル投与群 6.8%)。また、ラゲブリオ®はオミクロン株にも有効とされています。当院は、ラゲブリオ®の院内処方を行っております。

この薬は、下記の諸条件に該当する患者様に対して投与を考慮します。すべてのCOVID-19患者様が投与対象となるわけではないことに御留意下さい。

PCR検査または抗原検査等でCOVID-19と診断されていること

18歳以上であること

重症化リスクが高いこと(61歳以上、糖尿病、重篤な心疾患、慢性閉塞性肺疾患、慢性腎臓病、肝硬変、BMI 30以上の肥満、活動性の癌、等)

投与開始時点で軽症または中等症I(酸素投与が不要)であること

妊娠または妊娠している可能性がないこと

ラゲブリオ®の基本的な情報

COVID-19の症状が出現し、診断が得られ次第、速やかに(5日以内)内服を開始します。

1回4カプセルを1日2回(1日8カプセル)、5日間内服します。

新型コロナ感染後の方へ(後遺症の評価)

 新型コロナウイルス感染症を患った方の中には、回復してからも数週間から数カ月に渡って、息切れや胸痛、動悸、倦怠感、味覚・嗅覚障害などの症状に悩まされる方がいます。このような症状は、時間とともに改善することが多いとされているものの、その病態や原因については十分に解明されていません。

流行の波が訪れるごとに感染者数が急激に増え、医療提供体制の逼迫が繰り返される状況が続いていますが、最近では、COVID-19と診断されてから検査等を全く受けることができないまま療養期間を終え、その後も後遺症と思われる症状に不安を抱く方が増加しつつあります。当院では、このような患者様を診察した上で、診療上必要と判断した場合に諸検査(採血、心電図、レントゲン、心エコー)を実施し、特に肺や心臓に大きな障害が生じていないかどうかを評価します。また、症状を緩和する薬の処方や、病態の重症度や緊急性・必要性に応じて高次医療機関に御紹介するなどの対応を行います。

発熱外来 問診票ページ

発熱外来 問診票
※ 問診票のページ(発熱外来を受診する方専用)に移動します
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