当院では、以下の症状・疾患の診察を行っております。
- 熱がある
- だるい
- 喉が痛い
- 咳が出る
- 息が切れる
- 苦しい
- ゼイゼイする
- 日中に眠気が出る
※新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、風邪症状(発熱、咳嗽、咽頭痛、呼吸苦、倦怠感など)で受診を希望される方は、来院前に必ずご連絡下さい。詳しくは、COVID-19診療のページをご参照ください。
呼吸器疾患
Respiratory medicine
当院では、以下の症状・疾患の診察を行っております。
※新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、風邪症状(発熱、咳嗽、咽頭痛、呼吸苦、倦怠感など)で受診を希望される方は、来院前に必ずご連絡下さい。詳しくは、COVID-19診療のページをご参照ください。
長期に渡る喫煙習慣などが原因で気管支や肺に炎症を起こし、徐々に気管支が狭くなったり、肺胞と呼ばれる組織が破壊される病気です。慢性気管支炎や肺気腫等の病名で呼ばれることもあります。主な症状は慢性的な咳や痰、体を動かしたときの息切れです。スパイロメーターによる呼吸機能検査で診断します。
治療には、重症度に応じて気管支拡張薬などを用いるほか、血液に酸素を取り込む能力が著しく低下した方には在宅酸素療法を行います。これらはあくまで症状を緩和する治療であり、残念ながら、悪くなった肺の状態を元に戻す治療はありません。肺機能の悪化を少しでも食い止めるためには、禁煙が最も重要です。禁煙をお考えの患者様は、禁煙外来(ニコチン依存症)のページもご覧下さい。
主に夜間や早朝に、発作性の呼吸困難と喘鳴(呼吸がヒューヒューすること)、および咳を繰り返す疾患です。気管支喘息では気管支に慢性的な炎症が存在することが分かっており、そこに僅かな刺激が加わるだけで気管支が収縮したり粘膜が腫れたり、痰の分泌が増えたりして、発作が生じます。この気管支の炎症を放置してしまうと、発作を繰り返してしまうばかりか、次第に気管支そのものを硬く変性させて喘息を治りにくくしたり、呼吸機能の低下をもたらします。
そのため、気管支喘息の治療においては、発作時に気管支拡張薬の投与でしっかり症状を抑えることはもちろんのこと、発作がないときにも、気管支の炎症を抑える薬(ステロイド吸入薬)や抗アレルギー薬の内服を長期に渡って続ける必要があります。大気汚染、天候の変化、風邪、ストレス、受動喫煙、アレルゲンの吸入などは病状を悪化させますので、これらの悪化因子を避ける工夫も必要です。
気管支喘息は長期に渡る治療が必要な疾患であるため、似たような症状を起こす疾患(慢性閉塞性肺疾患、心不全等)をしっかり判別し、確実に診断することが重要です。診断のために、採血やレントゲン、スパイロメーター、呼気NO測定などの検査や、気管支拡張薬の効果を観察する気道可逆性試験などを行います。
喘息のうち、咳を唯一の症状とするものを特に咳喘息と呼びます。大人が長引く咳に悩まされる場合、最初に疑う疾患です。
就寝中には筋肉が緩みますが、それによって舌の付け根などがのどに落ち込んで塞ぎ、呼吸を妨げることによって起こる病気です。太った男性の病気、というイメージを持たれがちですが、痩せている方や女性の方でも罹ります。
主な症状は就寝中の大きないびきや、周期的な呼吸停止ですが、それによって睡眠の質が低下し、日中に眠気を催して仕事に支障を生じたり、交通事故を起こしてしまうことなどが大きな問題となります。また、未治療のままにしておくと、高血圧や糖尿病、心筋梗塞等の疾患を合併するリスクを高め、長期的な生存率を低下させてしまうことにも繋がります。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群が疑われる方に対しては、まず自宅でできる簡易無呼吸診断装置によって簡単な評価を行い、必要であれば入院精査(終夜睡眠ポリグラフ検査)を依頼します。治療は重症度と患者さんの希望に応じて、就寝中のマウスピース着用や、経鼻持続陽圧呼吸療法(nasal CPAP)などを考慮します。肥満や扁桃・アデノイド肥大などが悪化因子となるため、必要であればこれらの病態に対する治療(減量、手術など)も考慮します。