健康診断で「早期再分極」を指摘された方へ

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健診で「早期再分極」と指摘されたら

健康診断で「早期再分極」を指摘された方へ

早期再分極

 健康診断や心電図検査で「早期再分極」を指摘された方へ、循環器専門医が解説します。

 健康診断の心電図判定で、「早期再分極」あるいは「J波(ジェイは)」と記載される項目です。心臓の筋肉が収縮した後、電気的な状態が回復する過程(再分極)が、通常よりも少し早いタイミングで始まっている状態を指します。かつては、健康な若い男性やアスリートによく見られる「正常な個人差(良性の変化)」と考えられており、医学的にも全く問題視されていませんでした。しかし近年、この波形を持つ方のごく一部(非常に稀なケース)において、致死的な不整脈(心室細動)が発生し、突然死の原因となることが判明したため、注意喚起のために指摘されるようになりました。

 「突然死」と聞くと怖くなるかもしれませんが、過度な心配は不要です。検診でこの波形を指摘される方の99%以上は「良性の早期再分極」であり、病気ではありません。治療の必要はなく、寿命が短くなってしまうこともありません。

 重要なのは、大多数の「良性」の中に隠れている、ごくわずかな「危険なタイプ(早期再分極症候群)」を見逃さないことです。これらの早期再分極症候群の患者さんで警戒すべき特徴は、「失神(前触れなく急に気を失う)の経験がある」こと、および「血縁者に、若くして突然死された方がいる」ことです。これらに該当する場合は、致死性不整脈の予備軍である可能性が高まるため、専門的な精査が必要です。逆に、これらの既往がなく無症状であれば、リスクは極めて低いとされています。

 検診で指摘された場合、まずは当院を受診してください。心電図の波形を専門医が詳細に評価し、必要に応じて心臓超音波検査(心エコー)やホルター心電図(長時間心電図)も行います。多くの場合、基本的には「年1回の検診で経過観察」となりますので、まずは安心材料を得るためにご相談いただければと思います。

受診をご希望の方へ

当院の受診の流れ

1

Web予約のうえご来院ください

まずはWeb予約でご都合のよい日時をお取りください。

Web予約

2

初回の診察 — 状態の確認と検査の計画

問診・診察のうえ、必要に応じて採血・心電図・胸部レントゲンなどの基本的な検査をその場で行い、状態を確認します。緊急性が疑われる場合は、直ちに近隣の高次医療機関へご紹介します。さらに検査の追加が必要な場合は、ホルター心電図(携帯型の心電計)をお持ち帰りいただいたり、冠動脈CT検査(連携医療機関で実施)などの予約を行います。

3

2回目の受診 — 心エコーと結果のご説明

後日、心臓超音波検査(心エコー・予約制)を実施します。ホルター心電図やCTなどすべての検査結果が揃ったこの日に、結果を丁寧にご説明し、今後の方針を一緒に決めていきます。

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 当院ではセカンドオピニオン診療を行っておりません。すでに他の医療機関にて治療中の心疾患について、当院での相談を希望される際には必ず紹介状をお持ち頂きますよう、お願い致します。かかりつけの先生からの紹介状を持たず受診をされると、過去の経緯や検査結果などがまったくわからないところから手探りの診察となるため、当院にて正確な診断・治療を行うことは、却って困難になります。また、検査や治療が重複することにより、金銭面のみならず、患者様の身体面でも大きな負担が生じます。さらに健康保険側では、医療費の適正化の取り組みとして重複受診を行っている方の調査を行っており、患者様に個別に連絡が入るケースがあります。ご理解、ご協力のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

その他の検診異常については心臓の病気と検診異常のページをご覧ください。

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