健康診断で「洞頻脈」を指摘された方へ

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健診で「洞頻脈」と指摘されたら

健康診断で「洞頻脈」を指摘された方へ

洞頻脈

 健康診断や心電図検査で「洞頻脈」を指摘された方へ、循環器専門医が解説します。

 洞性頻脈とも呼ばれます。健康診断の心電図で「脈が速い(一般的に1分間に100回以上)」と指摘される項目です。「洞」とは心臓の正常な指令塔(洞結節)を指しており、洞頻脈とは「心臓のリズム自体は正常だが、そのスピードだけが速くなっている状態」を意味します。心室頻拍などの危険な不整脈とは異なり、運動した後や緊張した時に誰にでも起こる生理的な反応であることが大半です。

 検診で指摘される最も一般的な原因は、測定時の「緊張」です。いわゆる「白衣高血圧」と同様に、病院という環境や検査に対する不安から交感神経が活発になり、一時的に脈が速くなっているケース(交感神経の興奮)が非常に多く見られます。また、睡眠不足、直前のカフェイン摂取、喫煙、あるいは検査会場まで急いで歩いてきた直後なども原因となります。これらの場合、心臓そのものに病気があるわけではないため、治療の必要はなく、深呼吸をして安静にすれば自然に落ち着きます。

 しかし、中には「治療が必要な体の不調」のサインとして脈が速くなっている場合があるため、注意が必要です。代表的な原因として、貧血や甲状腺機能亢進症、脱水、感染症(発熱)などが挙げられます。これらは心臓の病気ではありませんが、放置すると心臓に負担をかけ続けることになります。

 そのため、検診で「洞頻脈」と指摘された場合、まずはご自身で安静時の脈を測ってみてください。リラックスしている時でも常に脈が速い(100回以上)場合や、動悸、息切れ、だるさ、体重減少などの自覚症状がある場合は、一度当院を受診することをお勧めします。当院では、再度リラックスした状態で心電図を確認するとともに、採血検査を行って、貧血や甲状腺ホルモンの異常が隠れていないかをチェックします。原因が特定できれば、それに対する治療(鉄欠乏性貧血であれば鉄剤の投与など)を行うことで、脈拍も正常に戻ります。

受診をご希望の方へ

当院の受診の流れ

1

Web予約のうえご来院ください

まずはWeb予約でご都合のよい日時をお取りください。

Web予約

2

初回の診察 — 状態の確認と検査の計画

問診・診察のうえ、必要に応じて採血・心電図・胸部レントゲンなどの基本的な検査をその場で行い、状態を確認します。緊急性が疑われる場合は、直ちに近隣の高次医療機関へご紹介します。さらに検査の追加が必要な場合は、ホルター心電図(携帯型の心電計)をお持ち帰りいただいたり、冠動脈CT検査(連携医療機関で実施)などの予約を行います。

3

2回目の受診 — 心エコーと結果のご説明

後日、心臓超音波検査(心エコー・予約制)を実施します。ホルター心電図やCTなどすべての検査結果が揃ったこの日に、結果を丁寧にご説明し、今後の方針を一緒に決めていきます。

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 当院ではセカンドオピニオン診療を行っておりません。すでに他の医療機関にて治療中の心疾患について、当院での相談を希望される際には必ず紹介状をお持ち頂きますよう、お願い致します。かかりつけの先生からの紹介状を持たず受診をされると、過去の経緯や検査結果などがまったくわからないところから手探りの診察となるため、当院にて正確な診断・治療を行うことは、却って困難になります。また、検査や治療が重複することにより、金銭面のみならず、患者様の身体面でも大きな負担が生じます。さらに健康保険側では、医療費の適正化の取り組みとして重複受診を行っている方の調査を行っており、患者様に個別に連絡が入るケースがあります。ご理解、ご協力のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

その他の検診異常については心臓の病気と検診異常のページをご覧ください。

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