深部静脈血栓症

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深部静脈血栓症

深部静脈血栓症

深部静脈血栓症

 足の筋肉の奥深くにある静脈の中に、血の塊(血栓)ができて詰まってしまう病気です。飛行機や車での長時間移動などで発症することから、「エコノミークラス症候群」という別名でも知られています。長時間同じ姿勢で座り続けて足を動かさないことや、脱水状態などが重なり、血液の流れが滞って固まりやすくなることが主な原因ですが、手術後、妊娠中、ピルの服用、あるいは悪性腫瘍(がん)などが背景にあって発症することもあります。

 典型的な症状は、「片方の足(ふくらはぎや太もも)」が急にパンパンに腫れ上がり、赤みや熱感、歩行時の痛みを伴うことです。「足がつったような痛み(こむら返り)」と勘違いされることもありますが、数日経っても痛みが引かず、腫れが悪化してくるのが特徴です。左右の足の太さを比べると、明らかに患側が太くなっていることが見て取れます。

 この病気が極めて危険な理由は、足にできた血栓が血流に乗って剥がれ落ち、心臓を通って肺の血管に詰まってしまう「肺塞栓症(はいそくせんしょう)」を引き起こすリスクがあるからです。肺塞栓症を発症すると、突然の激しい呼吸困難や胸痛、失神が生じ、最悪の場合は突然死に至ることもあります。したがって、足の血栓は「ただの足の病気」ではなく、命に関わる病態の前触れとして扱う必要があります。

 診断のためには、血液検査で血栓の存在を示唆する「Dダイマー」という値を測定し、下肢静脈エコー検査(超音波検査)で血管内の血栓を視覚的に確認します。当院ではこれらの検査を迅速に実施できる体制を整えています。治療は、血液をサラサラにする「抗凝固薬」の内服が基本となり、血栓の拡大と肺への飛散を防ぎます。もし、「片足だけが急に腫れて痛い」という症状が出た場合、血栓を肺に飛ばしてしまう危険があるため、決して患部を揉んだりマッサージしたりせずに、速やかに当院をご受診ください。

受診をご希望の方へ

当院の受診の流れ

1

Web予約のうえご来院ください

まずはWeb予約でご都合のよい日時をお取りください。

Web予約

2

初回の診察 — 状態の確認と検査の計画

問診・診察のうえ、必要に応じて採血・心電図・胸部レントゲンなどの基本的な検査をその場で行い、状態を確認します。緊急性が疑われる場合は、直ちに近隣の高次医療機関へご紹介します。さらに検査の追加が必要な場合は、ホルター心電図(携帯型の心電計)をお持ち帰りいただいたり、冠動脈CT検査(連携医療機関で実施)などの予約を行います。

3

2回目の受診 — 心エコーと結果のご説明

後日、心臓超音波検査(心エコー・予約制)を実施します。ホルター心電図やCTなどすべての検査結果が揃ったこの日に、結果を丁寧にご説明し、今後の方針を一緒に決めていきます。

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 当院ではセカンドオピニオン診療を行っておりません。すでに他の医療機関にて治療中の心疾患について、当院での相談を希望される際には必ず紹介状をお持ち頂きますよう、お願い致します。かかりつけの先生からの紹介状を持たず受診をされると、過去の経緯や検査結果などがまったくわからないところから手探りの診察となるため、当院にて正確な診断・治療を行うことは、却って困難になります。また、検査や治療が重複することにより、金銭面のみならず、患者様の身体面でも大きな負担が生じます。さらに健康保険側では、医療費の適正化の取り組みとして重複受診を行っている方の調査を行っており、患者様に個別に連絡が入るケースがあります。ご理解、ご協力のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

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