スポーツ心臓

〒113-0033 東京都文京区本郷4-20-12
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スポーツ心臓

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マラソン選手

 日頃から高強度の運動やトレーニングを継続的に行っている方にみられる、心臓の生理的な変化(適応)のことです。腕や足の筋肉がトレーニングによって太く大きくなるのと同様に、心臓の筋肉も、運動中の大量の血液需要に応えるために分厚くなったり(心肥大)、心臓の部屋自体が大きくなったり(心拡大)します。特に、マラソン、水泳、自転車競技などの持久力を要するスポーツ選手によく認められます。

 最大の特徴は、安静時の脈拍が極端に少なくなる「徐脈」です。スポーツ心臓の方は、心臓が一回の拍動で送り出せる血液の量が多いため、安静時には少ない回数で全身の血流をまかなうことができます。そのため、一般の方の脈拍が1分間に60〜100回程度であるのに対し、スポーツ心臓の方では40回台、時には30回台になることもありますが、これ自体は病気ではなく、高い心機能の証と言えます。通常、自覚症状はありませんが、あまりに脈が遅い場合に軽いめまいを感じることはあります。

 医学的に最も重要な点は、このスポーツ心臓が、命に関わる心臓病である「肥大型心筋症」や「拡張型心筋症」と見た目が非常によく似ていることです。特に肥大型心筋症は、若いアスリートの突然死の原因となる疾患ですが、健康診断の心電図やレントゲンだけでは、それが「トレーニングによる良性の変化(スポーツ心臓)」なのか、「病的な変化(心筋症)」なのかを区別することが困難な場合があります。

 そのため、学校検診や職場の健診などで「心電図異常」や「心肥大」を指摘された場合は、放置せずに必ず精密検査を受ける必要があります。当院では、心臓超音波検査(心エコー)を用いて心臓の筋肉の厚みや動きを詳細に観察し、さらにホルター心電図(長時間心電図)で危険な不整脈が隠れていないかを確認することで、病的な疾患との鑑別を行います。検診で指摘を受けた際はご相談ください。診断の結果、スポーツ心臓であれば治療の必要はなく、競技を続けても問題ありませんが、年に1回程度の定期チェックをお勧めしています。

受診をご希望の方へ

当院の受診の流れ

1

Web予約のうえご来院ください

まずはWeb予約でご都合のよい日時をお取りください。

Web予約

2

初回の診察 — 状態の確認と検査の計画

問診・診察のうえ、必要に応じて採血・心電図・胸部レントゲンなどの基本的な検査をその場で行い、状態を確認します。緊急性が疑われる場合は、直ちに近隣の高次医療機関へご紹介します。さらに検査の追加が必要な場合は、ホルター心電図(携帯型の心電計)をお持ち帰りいただいたり、冠動脈CT検査(連携医療機関で実施)などの予約を行います。

3

2回目の受診 — 心エコーと結果のご説明

後日、心臓超音波検査(心エコー・予約制)を実施します。ホルター心電図やCTなどすべての検査結果が揃ったこの日に、結果を丁寧にご説明し、今後の方針を一緒に決めていきます。

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 当院ではセカンドオピニオン診療を行っておりません。すでに他の医療機関にて治療中の心疾患について、当院での相談を希望される際には必ず紹介状をお持ち頂きますよう、お願い致します。かかりつけの先生からの紹介状を持たず受診をされると、過去の経緯や検査結果などがまったくわからないところから手探りの診察となるため、当院にて正確な診断・治療を行うことは、却って困難になります。また、検査や治療が重複することにより、金銭面のみならず、患者様の身体面でも大きな負担が生じます。さらに健康保険側では、医療費の適正化の取り組みとして重複受診を行っている方の調査を行っており、患者様に個別に連絡が入るケースがあります。ご理解、ご協力のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

その他の循環器内科の病気については循環器内科の病気のページをご覧ください。