肥満症外来(自費診療)|ウゴービ®処方

〒113-0033 東京都文京区本郷4-20-12
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肥満外来(自費)

肥満症外来(自費診療)|ウゴービ®処方

当院の肥満外来について

なぜ、循環器内科で肥満の治療を行うのか?

 我々循環器内科医は、日々の診療の中で、「もう少し早く体重のコントロールができていれば、心筋梗塞や心不全を防ぎ、生命を守れたかもしれない」と思うケースに稀ならず巡り合います。肥満は単なる見た目の問題ではありません。血圧を上げ、血管を傷つけ、心臓に多大な負担をかける重大な病気です。だからこそ、全身の血管と心臓の専門家である私たち循環器専門医が、患者様の体重管理に本気で向き合う必要があると考え、肥満症外来を開設するに至りました。

 当院の肥満外来は、「とにかく細くなりたい」という美容目的のご要望にお応えすることはできません。高血圧や睡眠時無呼吸などの肥満関連健康障害を抱え、ご自身の将来の健康に強い危機感を持っている方を対象に、真摯な医療を提供します。

取り扱う薬と、当院の約束

ウゴービ 0.25mg

 昨今、本来は糖尿病の薬である「マンジャロ®」などを、手軽なダイエット目的で安易に処方するケースが社会問題になっています。これは非常に危険な行為であり、当院ではそうした適応外の処方は一切行っておりません。当院で処方するのは、国から「肥満症の治療薬」として正式に承認されている「ウゴービ®」という薬剤になります。

 薬をお渡しして「あとはご自身で頑張ってください」という無責任な治療は行いません。1~2か月に1回の診察と適切な検査を通じて、お体の状態を適切に管理しながら治療を行います。

「自費診療」を選ぶ理由

 現在、ウゴービなどの肥満症治療薬は健康保険の対象になっていますが、実際に保険を使って治療をスタートするには「大学病院などの限られた施設に通う必要がある」「最低でも半年間、毎月栄養指導や運動療法を受け続けなければ薬を出せない」といった、極めて高いハードルが存在します。

 「今すぐ健康のために体重を落としたいのに、半年も待たされる」という患者さんのジレンマを解消するため、当院ではあえて【自費診療】という形をとっています。ただし、お薬をお出しする基準は、保険診療と同等レベルの厳格なルールを設けています。

治療の対象となる方

 食事や運動に気を配ってもなかなか結果が出ず、以下の【A】【B】いずれかに当てはまる方が対象となります。なお、患者様の安全と基礎疾患の確実なコントロールを最優先とするため、当院の肥満外来の対象は、「当院にて肥満に関連する病気の管理・治療も並行して行っている患者さん(かかりつけの方)」に限定しております。すでに他院にて治療中の疾患があって、当院の肥満外来の受診を希望される場合は、当院への転院が必要です。

 【A】 BMIが 35以上の方

 【B】 BMIが 27以上 で、かつ「肥満に関連する病気」を2つ以上抱えている方

(※ 肥満に関連する病気:高血圧、脂質異常症、2型糖尿病、糖尿病予備群、高尿酸血症、脂肪肝、睡眠時無呼吸症候群、膝や股関節の痛みなど)

肥満関連健康障害

 ご自身が肥満外来の対象者であるかどうかを確認するには、以下の簡易判定も参考にしてください。

治療対象かどうかの簡易チェック

身長・体重を入力し、現在お持ちの健康障害にチェックを入れてください。その場で判定が表示されます。入力内容はこの画面の中だけで計算され、当院に送信・保存されることはありません。

ABMI 35以上
BBMI 27以上、かつ肥満に関連する健康障害を2つ以上お持ちの方


cm


kg











選択中の健康障害:0

BMI

身長と体重を入力してください

入力に応じて、適応基準(A/B)への該当を判定します。

※ 本チェックは適応の目安であり、診断や治療適応の確定ではありません。最終的な治療の可否は診察のうえで判断いたします。気になる症状がある方は、結果にかかわらずご相談ください。

 2型糖尿病をお持ちの方に対しては、保険診療でマンジャロ®の処方を行うことがあります。

 当院にかかりつけではない患者様でも、今後の治療方針についてのご相談を承ることができます。その場合、相談料 5,500円がかかります。ご自身が治療対象であるかどうかなど、お電話でのご相談は受け付けておりませんのでご了承ください。

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ご注意ください

診察の結果、医学的な健康リスクがないと判断した場合(すでに十分痩せている方など)は、希望されても処方はお断りしております。安全を守るための対応ですので、何卒ご理解ください。なお、その場合でも診察料は掛かりますので、ご了承ください。

ウゴービ®の作用と副作用

ウゴービ®が肥満症に効く仕組み

 ウゴービは、私たちの体内にもともと存在する「食欲を抑えるホルモン(GLP-1)」の働きを補強する薬です。気合や根性に頼ること無く、医学的なメカニズムで自然な減量をサポートしてくれます。

  1. 脳に働きかけ、食欲をコントロールする
  2. 食欲を司る脳の中枢に直接作用し、「お腹が空いた」「食べたい」という欲求自体を和らげます。我慢を強いる辛い食事制限ではなく、「自然と食べる量が減る」「少しの量で満足できる」という状態を作り出します。

  3. 胃の動きをゆっくりにする
  4. 食べたものが胃から腸へ送り出されるスピードを穏やかにします。食事をした後の「お腹がいっぱい」という感覚が長く続くようになるため、無駄な間食やドカ食いを防ぐことができます。

ウゴービ®の副作用

 この薬は、胃の動きをゆっくりにすることで少ない量でも満腹感を得られるようにする仕組みです。そのため、薬を始めたばかりの時期や、量を増やしたタイミングで「胃のむかつき」「吐き気」「便秘や下痢」といったお腹の不調が出やすくなります。症状は薬の開始・増量から2,3週間程度で落ち着くことが多いものの、必要に応じて、吐き気止めなどを処方することもあります。

 これらの症状は、薬が効いているサインでもありますが、辛いときには無理は禁物です。血圧の変動や脱水症状などにも目を配りながら、お一人おひとりの体質に合わせたペースで治療を進めていきます。

 また、頻度はまれですが、決して見過ごしてはいけない「重大な副作用」も存在します。

急性膵炎: みぞおちや背中に、今まで経験したことのないような激しい痛みが出ることがあります。

胆石・胆嚢炎: 胆嚢の収縮が抑制されることと、急速な体重減少が起こることなどにより、胆石や胆嚢炎が発生することがあります。右脇腹の痛みや発熱を伴うことがあります。

低血糖: 単独での使用では起こりにくいですが、冷や汗や強い空腹感、手の震えなどが現れることがあります。

 当院が患者様に定期的な受診と検査をお願いするのは、まさにこれらの重大な副作用の兆候をいち早く察知し、未然に防ぐためです。血圧の変動や脱水症状などにも目を配りながら、循環器専門医として徹底した安全管理のもとで治療を進めていきます。少しでも「いつもと違う」と感じた時は、すぐにご相談ください。

費用のご案内

 当院の肥満外来はすべて自費診療となります。

 下記の価格表をご覧になると、「いきなり最大量になって、毎月高額な費用を払い続けなければならないのでは?」と不安に思われるかもしれませんが、ご安心ください。

■ 最初は必ず「一番少ない量」からスタートします

 副作用を最小限に抑え、体を慣らしていくために、治療は必ず「一番少ない量(一番低い価格)」から始めます。その後、4週間ごとに少しずつ段階的にお薬を増やしていくのが基本的なルールです。

■ 全員が「最大量」まで増やすわけではありません

 ここが非常に重要なポイントです。ウゴービ®の効き方には個人差があるため、途中の少ない量でも「十分に食欲が抑えられていて、体重も順調に落ちている」という場合は、無理に最大量まで増やす必要はありません。むしろ、最大量まで増やすケースは僅かです。

 その方に合った「最適な量(維持量)」を見つけることで、副作用のリスクと費用負担の双方を抑えることができます。毎月の診察で、効果や予算のバランスを相談しながら、次の薬の量を決めて行きましょう。

肥満外来 価格表(税込)

ウゴービ® 薬剤費(4週間分、針及び消毒綿を含む)

0.25mg 15,000円
0.5mg 20,000円
1.0mg 35,000円
1.7mg 44,000円
2.4mg 52,000円

 当院の肥満外来は、薬剤費のみで治療を受けることができますが、対象者を当院に通院中の方(高血圧、脂質異常症、2型糖尿病、糖尿病予備群、高尿酸血症、脂肪肝、睡眠時無呼吸症候群など)に限定しております。

 当院にかかりつけではない患者様でも、今後の治療方針についてのご相談を承ることができます。その場合、相談料 5,500円がかかります。診察の結果、医学的な健康リスクがないと判断した場合(すでに十分痩せている方など)は、希望されても処方はお断りしております。安全を守るための対応ですので、何卒ご理解ください。なお、その場合でも相談料は掛かりますので、ご了承ください。

 ご自身が治療対象であるかどうかなど、お電話でのご相談は受け付けておりませんのでご了承ください。

よくあるご質問

 Q. 他のクリニックでウゴービ®を処方されていましたが、当院の肥満外来に切り替えられますか?

 A. はい、対象条件(【A】または【B】)を満たしていて、肥満に関連する病気についても転院される場合は可能です。紹介状やお薬手帳、過去の血液検査の結果など、これまでの治療歴がわかるものをご持参ください。保険診療での肥満症治療期間(約1年半)が終了し、自費での治療継続を希望される方も、ご相談ください。

 Q. 治療をやめたら、また太ってしまいますか?

 A. 薬をやめると食欲が戻るため、リバウンドのリスクは少なからずあります。薬を使っている期間に「腹八分目の感覚」や「負担の少ない食生活」を体で覚えていただくことが重要です。減量や終了のタイミングは、一緒に相談しながら決めていきましょう。

 Q. 肥満関連の病気で他の病院に通っていますが、ウゴービ®だけもらうことはできますか?

 A. 申し訳ありません。患者様の安全と基礎疾患の確実なコントロールを最優先に考えているため、当院肥満外来でのウゴービ®の処方は「当院で基礎疾患の管理も並行して行っている患者さん(かかりつけの方)」に限らせていただいております。

 Q. BMI 27以上で、2型糖尿病と高血圧もあります。この場合も、自費での治療となるのでしょうか?

 A. 2型糖尿病がある場合、条件によっては保険診療でウゴービ®の類薬(マンジャロ®)等を使用できることがあります。その場合は、可能な限り保険診療を優先してご案内します。

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